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スワップ(CDS)

スワップ(CDS)
ロシア連邦中央銀行 Photo :alex56 / PIXTA(ピクスタ)

2 CDS の管理

CDS のすべてのコピーで障害が発生した場合 (つまり、プライマリ、セカンダリー、およびスタンバイのすべてのコピーが失われた場合) は、バックアップから CDS を復元する必要があります。CDS のバックアップは、ディスクのミラー化などの ELS スワップ(CDS) 以外の機能、Fujitsu ARCS や Fujitsu DARCV などの他社のバックアップソフトウェア、または IBM FlashCopy などの他社の Point-In-Time コピーソフトウェアを使用して実行できます。ただし、CDS の整合性や完全性が保証されないため、Oracle ではこれらの方法を推奨していません。

代わりに、HSC BACKUP ユーティリティーを使用してスナップショットバックアップを作成することをお勧めします。

バックアップの頻度

Oracle では、CDS のバックアップを少なくとも 1 スワップ(CDS) 日に 1 回実行することを推奨します。CDS ロギングを使用している場合は、CDS をバックアップしたあとすぐに、ログファイルのオフロードを実行することもお勧めしています。これにより、回復に使用するバックアップファイルに対応するログオフロードファイルを、回復中に選択できます。

SLUADMIN SET ユーティリティーの実行

VTCS CONFIG ユーティリティーの実行

BACKup ユーティリティーによる CDS のバックアップ

CDS よりも少し大きく指定してください。サイズは見つかった差分の数によって異なります。ただし、現在の CDS よりも 5% 大きいサイズを推奨します。

バックアップデータセットは RECFM=F、BLKSIZE=4096 スワップ(CDS) でフォーマットされます。論理レコードの長さは LRECL=0 と指定できます。この場合、LRECL=0 はデフォルトでブロックサイズになることを示します。

CDS は、データが SLSBKUP データセットにコピーされるまでの間、予約状態となります。ほかの機能は、バックアップ処理中に CDS データセットにアクセスできません。

HSC がアクティブでない場合は、JCL で SLSCNTL、SLSCNTL2、および SLSSTBY DD 文を指定して、バックアップに使用するプライマリ、セカンダリ、およびスタンバイの CDS を識別する必要があります。

HSC がアクティブな場合に、JCL で SLSCNTL、SLSCNTL2、および SLSSTBY DD 文を指定して、バックアップに使用するプライマリ、セカンダリ、およびスタンバイの CDS を識別している場合は、ユーティリティーを実行しているホストで HSC がアクティブな場合でも、DD 文が使用されます。HSC がアクティブで、これらの DD 文を省略した場合は、ユーティリティーを実行しているホストで HSC の稼働が使用するデータセットが使用されます。

プライマリ、セカンダリ、およびスタンバイ CDS をバックアップする JCL の例:

CDS ロギングの管理

HSC トランザクションロギングサービスは、情報を 1 つ、またはオプションで 2 つのログファイルに記録する HSC の内部サービスです。CDS のすべてのコピーで障害が発生した場合 (つまり、プライマリ、セカンダリー、およびスタンバイのすべてのコピーが失われた場合) は、バックアップからの回復に時間がかかる場合があります。バックアップから回復するときに、CDS ロギングを利用して、CDS および VSM サブシステムのデータの内容を再同期できます。それぞれの構成ではじめてロギングを設定する場合は、『 HSC および VTCS の構成 』を参照してください。次のセクションでは、CDS ロギングを管理する方法を説明します。

ログファイルを使用する回復では、ログデータの解析と必要な MVC 監査文の構築を行なって、最新のデータへのアクセスを復元します。これによって CDS が障害の発生前とまったく同じ状態に回復されるわけではありません。たとえば、VTV は複数の MVC に存在する場合があります。監査では VTV のすべてのコピーに対するアクセスが回復されますが、これらのコピーが存在する MVC は、CDS が失われる前と正確には同じにならない可能性があります。CDS ロギングの目的はデータへのアクセスを回復することです。これはビット単位での CDS の回復ではありません。

定期的なログファイルのオフロード

また、SLS1781E メッセージを代行受信するように自動処理パッケージを設定することも検討してください。このメッセージは、ログファイルデータセットの使用量が 70% 以上になると表示されます。

CDS が (3 つのコピーすべて) 失われた場合や、何らかの理由で信頼性が低下した場合は、ログファイルをオフロードしないでください。このような場合は、「CDS の復元」を参照してください。

ログファイルの拡張と再割り振り

SET LOGFILE を実行して、新しいログファイルを指定します。

OFFLOAD LOGFILE を実行して、古いログファイルをオフロードします。

手動による別の CDS コピーへの切り替え

「CDS のバックアップ」で説明したように、複数の CDS コピーを指定した場合にプライマリ CDS で障害が発生すると、HSC は自動的に別の CDS コピーに切り替えを行います。通常は別の CDS コピーへの切り替えを手動で行う必要はありません。基本的に、手動による切り替えが必要となるのは次のような状況です。

HSC が CDS コピーを自動的に切り替えたあとに、古いプライマリを削除、再割り振り、および再作成する場合。再割り振りされたプライマリ CDS を有効にすると、HSC は有効な CDS データをバックアップコピーからこの CDS に再コピーします。

CDS コピーの切り替え、拡張、または移動には、CDS ENABLE/DISABLE コマンドを使用します。詳細は、『 ELS コマンド、制御文、およびユーティリティーリファレンス 』を参照してください。

CDS の拡張

CDS EXpand コマンドを使用すると、VOLPARM データ、VTCS CONFIG データ、または外部に保管されたボリュームデータを CDS に追加できます。そのほかの構成を変更するときに、CDS のサイズ増加が必要となる可能性がある場合は (LIBGEN に FUTRACS および FUTRLSM パラメータを使用していないときに、新しい ACS および LSM を追加する場合など)、CDS EXpand 以外の手法を使用する必要があります。詳細は、『 HSC および VTCS の構成 』の「TapePlex の再構成」を参照してください。

Oracle は、CDS EXpand コマンドを発行する前に、すべての CDS コピーのバックアップを作成することを推奨します。 拡張操作中に障害が発生すると、通常は CDS を使用できなくなります。CDS EXpand コマンド発行前に CDS のバックアップを作成し、拡張操作中の障害に備えて、CDS の最新のコピーが利用できるようにしておくことが重要です。

CDS EXpand のガイドラインは次のとおりです。

CDS EXpand の使用中に、HSC はアクティブである必要があり、テープのアクティビティーを進行できます。

複数のホストから CDS Enable スワップ(CDS) および Disable コマンドを同時に発行しないでください。同時に発行した場合、エラーメッセージが出されることがあります。この場合は、『 ELS メッセージおよびコード 』を参照して、ユーザーのアクションが必要かどうかを判断してください。

拡張操作の結果と矛盾しないように、必要に応じて HSC PARMLIB の CDSDEF 制御文を更新します。

より大きな事前割り振り済みデータセットへの CDS の復元は、動的な CDS の拡張には使用できません。追加のスペースがフォーマットされていないため、そのままの状態では使用できません

Oracle では、すべての CDS を同じ容量の スワップ(CDS) スワップ(CDS) DASD スペースに割り振ることを推奨します。CDS の使用可能なスペースは、最小の DASD スペースの割り振りで CDS に収まる 4096 バイトのブロック数で決まります。

すべての CDS を拡張するには、次の手順に従います。

CDS DISABLE コマンドを使用して、各 CDS を (1 回につき 1 つ) 無効にします。

より大きなプライマリスペースを使用して、各 CDS を再割り振りします。

セカンダリスペースを指定しないでください。すべての CDS でエクステントは 1 つだけである必要があります。

CDS ENABLE コマンドを使用して、各 CDS を再度有効にします。

CDS EXpand コマンドを入力します。

CDS EXpand コマンドの 1 回の呼び出しで、HSC スワップ(CDS) で認識されている (つまり、有効な) すべての CDS が同時に拡張されます。

CDS の循環

CDS の自動切り替えまたは手動切り替えにより、CDS 名が変更されることはありません。一連の CDS Disable および Enable コマンドを使用して、順序を元に戻し、データセット名を期待される役割に一致させることができます。

Display CDS コマンドを入力して、CDS の現在のステータスと割り当てを表示します。

この出力結果は、SYSCNTL (元のプライマリ) がセカンダリになり、SYSCNTL2 (元のセカンダリ) がプライマリになっていることを示しています。

ELS.SLSCNTL2 が無効になり、ELS.SLSCNTLT が新しいプライマリになります。

Display CDS コマンドを入力し、CDS が循環されたことを確認します。

CDS の名前の変更

CDS の名前を変更する方法は 2 とおりあります。

CDS Disable および Enable コマンドを使用して、HSC を停止せずに名前を変更します。

HSC を停止し、 BACKup および RESTore ユーティリティーを使用して名前を変更します。

BACKup および RESTore ユーティリティーを使用する場合、HSC の停止が必要になるのは明らかに不便ですが、CDS のバックアップが作成されるという利点もあります。

CDS Disable および Enable コマンドを使用した CDS の名前の変更

コマンドを使用して CDS の名前を変更するには、次の手順に従います。

名前を変更する CDS をすべてのホストで無効にします。

たとえば、 ACS.DBASEOLD の名前を ACS.DBASECPY に変更します。

名前を変更した CDS に対する Enable コマンドが失敗した場合は、CDS の定義がコマンドを発行する前の状態に戻されます。アクティブな CDS と矛盾しないように、HSC PARMLIB の CDSDEF 制御文を変更します。

CDS 名はデータベースハートビート (DHB) レコードに記録されます。HSC の初期設定時に、DHB 内のデータセット名は、HSC PARMLIB 内の CDSDEF 制御文に指定されているデータセット名と比較されます。

CDSDEF 文で指定したデータセット名が、DHB に記録されている、いずれの CDS 名とも一致しない場合、その CDS は無効になります。指定した CDS がすべて無効になった場合、HSC は初期化されません。プライマリ、セカンダリ、およびスタンバイ CDS に対する有効な CDS の割り当ては、データベースハートビートレコードに記録された CDS の割り当てに基づいて行われます。

CDS の名前変更が必要な場合は、次の名前変更の手順で説明しているように、HSC BACKup および RESTore ユーティリティーを使用してください。MSP、TSO ISPF、またはサードパーティーのユーティリティーを使用して、BACKup および RESTore ユーティリティーを実行せずに CDS の名前を変更しないでください。

CDS の再配置

再配置する CDS をすべてのホストで無効にします。

新しいデータセットを適切な CDS 属性を使用して割り振ります。

詳細は、『 HSC および VTCS の構成 』を参照してください。

CDS で手順 2 で割り振りしたデータセットを有効にします。

名前の変更または再配置の操作が失敗すると、CDS の定義がコマンドを発行する前の状態に戻されます。アクティブな CDS と矛盾しないように、CDSDEF 制御文を変更します。

カタログ化されていない CDS コピーの再配置

ACS.DBASECPY は無効化および削除され (または、カタログから外され)、ACS.NOTCATLG が割り振られてカタログ化されていると想定します。次のコマンドはカタログ化されていない CDS コピーを再配置します。

このコマンドの CDS 定義と矛盾しないように、CDSDEF 制御文を変更します。名前の変更または再配置の操作が失敗すると、CDS の定義がコマンドを発行する前の状態に戻されます。

CDS のスワップ

HSC のコマンドまたはユーティリティーを使用した CDS の再配置とは対照的に、ディスクのデータセットを、ユーザーに影響を与えることなく別の位置にスワップできるようにするサードパーティーのソフトウェア製品は多数あります。HSC は、TDMF、FDRPAS、または P/DAS のスワップ操作が行われてから数秒以内に、CDS に保存されたデバイスアドレス情報を動的に更新するように機能強化されています。これにより、HSC および VTCS のユーティリティーは常に新しい CDS の位置を使用できます。

この強化では、CDS を無制限に移動する機能は提供されていません。PPRC またはスワップ操作以外の方法で CDS を移動するには、CDS の VOLSER への変更が必要です。CDS の VOLSER が変更された場合は、CDS の従来の SLUADMIN BACKup および RESTore の処理を使用して、デバイスアドレスとボリュームのシリアル情報をリセットする必要があります。

CDS の復元

CDS のすべてのコピーで障害が発生した場合 (つまり、プライマリ、セカンダリー、およびスタンバイのすべてのコピーが失われた場合) は、バックアップから CDS を復元する必要があります。CDS の複数のコピーがあり、そのうちの 1 つが失われた場合は、CDS ENABLE/DISABLE コマンドを使用して、有効なコピーで作業を継続し、エラーのあるコピーを再作成することができます。詳細については、「手動による別の CDS スワップ(CDS) スワップ(CDS) コピーへの切り替え」を参照してください。

CDS のすべてのコピーが失われたと考えられる場合は、Oracle ソフトウェアサポートに連絡して、実際にバックアップから CDS を復元する必要があることを確認し、必要に応じて復元処理のサポートを受けてください。

復元を実行する前に、破損した CDS の新しいバックアップを作成するか、あとで分析できるように現在のすべての CDS コピーを名前を変更して保存してください。

RESTORE のプロセスは、CDS バックアップの作成に使用される SLUADMIN BACKUP と同じです。

復元を実行する前に、破損した CDS の新しいバックアップを作成するか、あとで分析できるように現在のすべての CDS コピーを名前を変更して保存してください。

バックアップコピーからの CDS の復元

バックアップコピーから CDS を復元するには:

いずれかのホストで HSC がまだ稼動している場合は、その HSC システムを停止します。

ロギングが有効な場合は、手順 2 に進み、VSM データを再同期します。それ以外の場合は、手順 3 に進みます。

このオフロードは、前回のオフロード以降の VSM アクティビティーを取り込むために行います。

CDS にアクセスできない場合は、 LOGDSN パラメータを使用してログファイルをオフロードします。通常の CDS ロギングプロセスは、CDS に保存されているログ情報を使用します。CDS にアクセスできない場合は、現在のログファイルにあるロギング情報を使用する必要があり、そのログファイルを LOGDSN パラメータで指定します。

CDS にアクセスできない場合、CDS を復元したあとに、 LOGDSN オプションを使用しないで OFFLOAD LOGFILE ユーティリティーを実行しようとすると、オフロードが失敗するか、誤ったログのオフロードファイルが作成される可能性があります。

最新の正常なバックアップから CDS を復元します。

RESTORE の JCL で、使用しているすべての HSC データセット (プライマリ、セカンダリ、スタンバイ) を指定することが重要です。

詳細は、『 ELS コマンド、制御文、およびユーティリティーリファレンス 』を参照してください。

ローカルおよびリモートリンクのライブラリが独立して CDS を実行している場合は、BACKup および RESTore を実行するときに特別な注意が必要です。ローカルおよびリモートのライブラリを接続するリンクを中断する場合は、これらの注意事項に従ってください。詳細は、『 ELS レガシーインタフェースリファレンス 』を参照してください。

回復にログファイルを使用している場合は、手順 4 スワップ(CDS) に進みます。それ以外の場合は、手順 9 に進みます。

復元された CDS が正しいログファイル情報を参照していることを確認します。

SET LOGFILE(OFF) を実行します。

SET LOGFILE をもう一度実行して、新たに初期化したログファイルの名前を指定します。

LOGUTIL コマンドを実行して、回復に必要なデータセットと AUDIT MVC コマンドを生成し、そのデータセットでコマンドを実行します。

次の例では、最新の正常な CDS バックアップが 2009 年 5 月 12 日の午後 10 時に作成されていることを想定しています。

LOGIN 文は、各オフロードログファイルの DD 文を、最新の正常なバックアップで作成されたログファイルから、2 で作成したログファイルまで指定しています。

LOGUTIL GENAUDIT は、VSM データを回復するコマンドを含むデータセットの DD 名として、 RECVCMD を指定します。

現在 LOGPOL=REQUIRED が VTCS 構成に指定されている場合:

LOGPOL=OPTIONAL を CONFIG GLOBAL 文に指定して CONFIG を実行し、VTCS 構成のロギングを一時的に無効にします。これは、HSC/VTCS がアクティブでないときに MVCMAINT コマンドを正常に実行するために必要です。

監査対象の MVC を読み取り専用ステータスに設定します。

HSC/VTCS がアクティブでないときに MVC を監査する場合は、 MVCMAINT READONLY(ON ) コマンドを実行します。これにより、HSC/VTCS がアクティブのときに MVC が使用されないことが保証されます。

LOGPOL=REQUIRED が VTCS 構成で必要な場合:

LOGPOL=OPTIONAL を手順 6 (前述) で一時的に指定した場合は、 LOGPOL=REQUIRED を CONFIG GLOBAL 文に指定して CONFIG を実行します。

ホストの 1 つで HSC を再起動しますが、テープのアクティビティーは開始しません。

CDS の VSM 以外の部分を回復するために、すべての ACS で SLUADMIN AUDIT を実行します。

ライブラリの監査が開始したら、手順 11、手順 12、および手順 13 を並行して実行できます。

すべての VTSS を監査します。

SLUCONDB を実行して、HSC のスクラッチステータスを TMS と同期します。詳細については、 ELS のコマンド、制御文、ユーティリティーに関するリファレンス を参照してください。

経済制裁でロシア国債のデフォルト確率は80%に上昇!
ただ、もしロシアがデフォルトしても
金融システムや米国経済に及ぼすリスクは限定的だ! 太田忠の勝者のポートフォリオ 第22回

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「default swap」を日本語に翻訳する

The yield differentials between JGBs and bank bonds as well as credit default swap rates for banks were also following a downward trend.

We also call on IOSCO to assess the functioning of credit default swap (CDS) markets and the role of those markets in price formation of underlying assets by our next Summit.

The effects were most pronounced in medium- and long-term fixed income markets and credit default swap (CDS) markets, where the trading share of overseas investors had increased in recent years.

We welcome IOSCO's report on the functioning of the credit default swap markets and ask IOSCO to report on スワップ(CDS) next steps by the November 2012 Finance Ministers and Central Bank Governors' meeting.

Another member expressed concern that スワップ(CDS) the creditworthiness of Japan might decline further unless its bad loan problem improved, citing the increasing trend of スワップ(CDS) the credit default swap rate on Japanese bonds.

However, in the credit default swap market where the major participants were foreign investors, the market's perception of Japanese banks became more cautious as bank stocks declined.スワップ(CDS)

A different member said that the credit default swap rates with five- to ten-year maturities suggested that the credit risk premium of Japanese banks was already on an increasing trend, similar to the situation in 1997-98, and therefore, this situation required careful monitoring.

However, market participants seemed cautious about the credit risk of some Japanese banks, as seen in the fact that yield differentials between bank bonds and JGBs and the risk premium of Japanese banks in the credit default swap market varied from bank to bank.

A few members スワップ(CDS) スワップ(CDS) pointed out that (1) prices of bank stocks were at their lowest since the bursting of the bubble, スワップ(CDS) and (2) spreads between bank bonds and JGBs and those between subordinated bank bonds and JGBs remained large and banks' credit default swap rates continued to be high even after the interim book closings.

Regarding funds スワップ(CDS) procurement by financial institutions, the Japan premium on short-term funds is stable at around zero percent but the credit default swap rate on five-year instruments, used to gauge medium to long-term risk, is on an upward trend, warranting caution.It normally starts declining after the end of September, the end of the first half スワップ(CDS) スワップ(CDS) of the fiscal year.

As I mentioned earlier, the credit default swap rate has not eased since the end of September and is poised to reach the level seen in 1997-1998 when Yamaichi Securities and Hokkaido Takushoku Bank and other financial institutions collapsed.It is also clear that the economy is likely to continue deteriorating for the time being and that land prices are trending downward.

TFX has previously contributed to the development of the Japanese credit markets by publishing Credit Default Swap (CDS) Reference Rates on it's website.

Abstract Using term structure data of Credit Default Swap (CDS) spreads for the four Japanese mega-banks and the スワップ(CDS) government, we jointly estimate the default intensity and expected recovery (loss) given a default.

If you use the installation program's automatic layout of disk slices and do not manually change the size of the swap slice, the Solaris installation program allocates a default swap area of 512 Mbytes.

インストールプログラムによるディスクスライスの自動レイアウトを選択し、スワップファイルのサイズを手作業で変更しなければ、Solaris インストールプログラムはデフォルトのスワップ領域 (512M バイト) を割り当てます。

These members said that market participants' view of banks' soundness was becoming extremely severe, pointing out (1) the recent pronounced fall in the prices of bank stocks, (2) the expansion in spreads between bonds issued by スワップ(CDS) banks and JGBs, and (3) the further rise in credit default swap rates.

CDSとは?金融取引をするなら知っておくべきクレジット商品

これを受け、2009年にISDA※13 はBig Bang Protoco1l4 、Small Bang Protoco1l5 を導入し、決済方法を整備した。Big Bang Protocolでは、DCの導入、オークション決済条項の追加等が行われた。DCとは、Determination Committeeの略で、ディーラーやディーラー以外のISDAメンバー等から編成され、クレジットイベントの判定等の役割を担う。オークション決済とは、クレジットイベント発生後の決済を市場参加者が同一の条件に従って行う方法であり、オークションの開催日や引渡可能債務(Deliverable Obligation)等の詳細は、外部弁護士等の意見を組み入れながらDCによって決定される。Protocolを批准していれば、オークションで決められた価格で現金決済が行われ、倒産や支払停止といったハードなクレジットイベントにおいては、引渡可能債務はオークションで決まった同一価格で取引される。ただし、現物決済の依頼書を提出すれば現物決済も可能である。一方、リストラクチャリングのようなソフトなクレジットイベント発生時には、短期債の価格が長期債の価格を上回ることが多く、CDSの買い手は最も安い債券(通常は長期債)を引き渡すインセンティブ ※16 が生じる。そこで、Small Bang Protocolでは、引渡可能債務の満期を対応するCDSの満期に応じて制限している※17 。

図表2 -14 Big Bang Protocolのタイムライン(倒産・支払不履行の場合)

図表2 -15 Small Bang Protocolのタイムライン(リストラクチャリングの場合

CDS取引を異なる満期区分に振り分け、DCが満期区分ごとに引渡可能債務を決めて ※18 最終価格を決めることになる。また、iTraxx等のインデックスの場合は、その構成銘柄にクレジットイベントが発生すると、当該銘柄がインデックスから外され、シングルネームのCDSとその銘柄を除いたインデックスに分かれ、シングルネームCDSは上記手順に従い決済される。

クレジットイベント別にCDSのヘッジ効果を整理すると図表2 -16のようになる。倒産や支払停止といったハードなクレジットイベントにおけるCDSのヘッジ効果は明確であるが、リスケや金利減免のようなソフトなクレジットイベントは対外公表を伴わないことが多いため、DC開催がむずかしくヘッジ効果を確定できないケースもありうる※19 。もちろんマーケットで反対売買を行うことによりヘッジ益を享受することも可能であるが、再生の確度等マーケットの見方次第では、効果は限定的にとどまることもあろう。

図表2 -16 クレジットイベント別のCDSのヘッジ効果

上述したようにCDSのヘッジ効果は時に減殺されることもあるが、CPMにとっては重要な操作ツールである。しかし残念ながら、本邦におけるCDS市場の流動性は欧米市場に比し、きわめて低い。図表2 -17にマーケット規模を比較したが、上図の日系銘柄と下図のグローバルの取引件数をみればその差は一目瞭然である(軸の目盛の違いに注目)。また、流動性の低さも一つの原因と思われるが、価格の妥当性にも疑問が残る。図表2 -18に同一銘柄(上図に格付Aクラスのリース会社、下図に格付AAクラスの公益事業会社を掲載)のCDSと社債の価格(スプレッド)を比較した。BOX 3 に示すとおり、CDSのプレミアムは参照企業の倒産確率や回収率を内包しており、効率的な市場であれば、同一企業に対する貸出、社債、CDSの価格の間には裁定 ※20 が働くはずである。しかし、残念ながら図表2 -18に示すとおり、同じ市場性クレジット商品である社債とCDSの間でもその価格差は大きい。

図表2 -17 CDSマーケットの規模

図表2 -18 CDSと社債のスプレッド格差

BOX 3 プレミアムとデフォルト確率

CDSのプライシングを概説する。CDS取引の仕組み上、信用リスクをヘッジしたい人、すなわちプロテクションの買い手が支払うプレミアム(保証料)の価値と、プロテクションの売り手がクレジットイベント発生時に支払う契約額面と回収金額との差額であるプロテクションの価値は等価となる。
図表1 に、1 年に1 度プレミアムの支払が行われる5 年間のCDS取引(額面を1 とする)のキャッシュフローを示した。プレミアムをs とすると、各年限t までクレジットイベントが発生しない確率(生存確率)qtと割引率であるDFtを掛け合わせたs×qt×DFtが各プレミアムの現在価値となる。これを5 年間分合計したものがプレミアムの価値となる。
次にプロテクションの価値を考える。クレジットイベント発生時には、回収率をr ^ とすると、1-r ^ が支払われる。デフォルトが起こる時点は本来連続的であるが、簡単化のために1 年ごとの離散化した時点で起こるとすると、各年限でのデフォルト確率pt(ptとqtの間にはqt=1-Σptの関係が成り立つ)と割引率であるDFtを掛け合わせた(1-r ^ )×pt×DFtを5年間分合計したものがプロテクションの価値となる。このプロテクションとプレミアムが等価となるように、プレミアムs は決定される。

図表1 5 年CDSのキャッシュフロー

以下に簡単な計算例を示す。デフォルト確率が2 %(期間構造はなく、一律同じとした)、回収率が40%の5 年CDSのプレミアムは128bpとなる。

CDSを取引した場合、カウンターパーティー・リスク(取引相手のクレジットリスク)が新たに発生する。これは、他のデリバティブ取引でも同様であるが、CDSの場合は、参照企業と取引相手のクレジット相関が高い(極端な例では、参照企業が倒産した時にカウンターパーティーも同時倒産しヘッジ効果を実現できない)ような、いわゆるwrong way risk(誤方向リスク)には特に注意する必要がある。デリバティブ取引を評価する際には、カウンターパーティーの信用度に応じた信用評価調整(CVA)が必要であるが、このCVAの変動は大きい。第3 章でも触れるが、リーマンショックに続くグローバル金融危機の際の調査によれば、カウンターパーティー・リスクによる損失の約3 分の2 はCVAによるもので、実際のデフォルトによる損失は約3 分の1 のみであった。そのため、バーゼルⅢでは、CVA変動リスクに対する新たな資本賦課が求められることとなり、欧米金融機関ではCVAの変動をコントロールする活動を積極的に行っている。この点については、次節で改めて触れる。また、マーケット全体のカウンターパーティー・リスクを減じる試みとして、CCP ※21 設立の取組みがある(現在では、CCPを通じた決済集中が実現している)。BOX 4 を参照されたい。

BOX 4 CCP(中央清算機関)

リーマンショックがその1 つの例であるが、市場参加者間の取引が複雑に絡み合うデリバティブ市場においては、そのなかの1 社が破綻することでシステミック・リスクが引き起こされるのではないかと危惧されている。それを防ぐ手立ての1 つがCCP(中央清算機関)である。システミック・リスクを防ぐ最もシンプルな方法は、エクスポージャーそのものを減らすことである。図表1 にネッティング契約の有無と取引件数の関係を整理した(森田(2008))。A~Eの5 社がそれぞれデリバティブ契約を結んでいる状況で、①ネッティング契約がない場合は、取引すべてがエクスポージャーとして残るため合計で30件の取引となる。②ここで、ISDA等のネッティング契約を締結すれば、2 当事者間の取引はすべてネットされ取引は10件1 まで削減される。③さらに、CCPを導入しマルチラテラル・ネッティングとすれば取引はカウンターパーティーの数である5 にまで削減される。もちろん、CCPの健全性を保つために保証金の積立や担保の差入れ等信用補完の仕組みを整備する必要があるが、システミック・リスクを軽減する有効な手段となりうる。
2009年9 月のピッツバーグサミットでの合意を受け、米国では「ドット・フランク法」、欧州では「OTCデリバティブ規制改革法案」、本邦では「金融商品取引法等の一部を改訂する法律」等で、一定のOTCデリバティブ取引(金利スワップやCDS)は2012年末までにCCPを利用することが義務づけられた(2012年には、清算機関をはじめとする金融市場インフラが最低限遵守すべき国際標準(FMI原則)が定められ、その遵守状況を監督する枠組みも整備された)。

欧州債務危機によりソブリンCDSが注目を集めている(2011年ごろ)。ソブリンCDSとは、ソブリン債に対するCDSであり、国の信用リスク(破綻懸念)を取引対象とする。図表1 に主要国のソブリンCDSのプレミアム推移を示した(欧州債務危機の震源地であるギリシャCDSのこの期間のプレミアムは数千bpとけた違いに高いので除外)が、2011年夏、欧州債務危機の高まりにあわせ、ポルトガルやアイルランドなどの欧州周辺国のソブリンCDSが急騰した。
ソブリンCDSの取引規模を図表2 にまとめた。CDSの取引残高は、債務者別にみるとコーポレートが8 割、ソブリンが2 割といったシェア。DTCC 1 スワップ(CDS) のデータによれば、2011年8 月時点で残高:2,600億ドル、件数:20万件と相応のレベル。地域別にみると、債務危機の震源地である欧州が6 割強を占める。下段には、欧州ソブリンの国別の取引残高および件数を示すが、国債の発行残高が多く、かつ危機が囁かれたフランス、イタリア、スペインの取引が多い。
2012年3 月、先進国のソブリンCDSとして初めてギリシャのCDSがデフォルト認定された。しかし、ここに至るまでには紆余曲折があった。ソブリンCDSのクレジットイベント(図表3 参照)には、Moratorium(猶予宣言)などソブリン特有のイベントもあるが、ギリシャの事例で問題となったのは、Restructuringの扱い。ギリシャの債務再編では、CDSのトリガーを回避する目的で民間の金融機関が自発的に債務減免に応じるという建付けになっていたため、ISDAはRestructuring認定をせず 2 、結果としてCDSの損失保証機能を疑問視する声もあがっていた。最終的には、すべての投資家3 に元利金の削減を強いる集団行動条項(CAC:collective action clauses)が発動され、デフォルト認定され、総額32億ドルの想定元本があったとされるギリシャのソブリンCDSは波乱なく決済された。

また、図表3 下段にはイベント認定対象債務やその扱いを整理したが、地域ごとに大きく異なっているのがわかる。一般的に、発展途上国のCDSは先進国のCDSと比べ、劣後債務(対象外の場合Not Subordinatedの欄に○印)や、地場通貨建債務(対象外の場合Not Domestic Currencyの欄に○印)、国内法準拠物(対象外の場合Not Domestic Lawの欄に○印)を対象外とするなど、対象債務が限定されている。このカバー範囲の違いにより、デフォルト・リスクの大きさは数倍異なるとの指摘もあり(上田(2010))、先進国と発展途上国のソブリンCDSは単純に比較できないことに留意が必要。

11 スワップ(CDS) 米国においては、破産(bankruptcy)、支配不履行(failure to pay)の2 つをクレジットイベントとする2CEのCDSが一般的。
12 オークション決済の課題は2005年のGM・Fordショック時に発生したデルファイのデフォルト時に顕在化しており、リーマンショック時に現出したものではないという意見もある。実際、リーマンのCDS決済はオークションで斎整と完了している。
この時に問題となったのは、カウンターパーティ・リスクや市場にどの程度のリスクが存在しているのかわからず疑心暗鬼になるリスクだったともいえる。
13 International Swap and Derivatives Association(国際スワップ・デリバティブズ協会)の略。OTCデリバティブの効率的かつ着実な発展を促進するため、1985年(当時はSwap Dealers Association)にニューヨークで設立されたデリバティブに関する全世界的な業界団体。
14 2009年4 月に発表された“スワップ(CDS) 2009 ISDA Credit Derivatives Determinations Committeesand Auction Settlement CDS Protocol”。
15 2009年7 月に発表された“2009 ISDA Credit Derivatives スワップ(CDS) Determinations Committees,Auction Settlement and Restructuring CDS Protocol”。
16 最も安い債券を引き渡すことのできる権利をCheapest to Deliverオプションという。
17 ただし、日経銘柄はOld Restructuringなので、満期にかかわらず、一本価格での清算になる。
18 ただし、CDSの売り手がトリガーを引いた場合は、CDSの満期にかかわらず最長の満期区分が割り当てられる。
19 ただし定義書上では、対外公表できない場合でも2 社間の証明書受渡でトリガーできることにはなっている。
20 同じ品質の2 つの商品に異なる価格が成立している場合、完全情報のもとでは両者の価格差を埋める取引(たとえば、割高な社債を売って割安なCDSでクレジットテイクする)が生じ(これを裁定取引という)、両者の価格差は縮小する。もとより、社債とCDSそれぞれが備える商品特性や、それに伴う取引動機や取引形態の違い(CDSはヘッジツールとして使うニーズが強い一方、社債は投資家がバイ・アンド・ホールドすることが多い)があるので、両者の差は残る。実際、日米欧いずれの地域においても社債スプレッドとCDSプレミアムとの間の相関は弱いとの実証研究(日銀(2010))もある。特に、日本における相関が弱いとの研究結果であるが、本邦CDSはリストラもトリガーとするため、社債・ローンとの厳密な意味(リスクフリーとなる)での裁定取引はできないことも一因なのかもしれない。
21 Central Counterparty:中央清算機関の略。

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吉藤 茂
三菱UFJ銀行取締役専務執行役員・市場部門長、東京工業大学博士(工学)。1985年3月東京工業大学工学部社会工学科卒業、1987年3月同大学院社会理工学研究科修士課程修了、2001年12月同大学院同研究科博士課程修了、博士(工学)。1987年三菱銀行(現、三菱UFJ銀行)入行、1996年日本銀行金融研究所に出向。1997年より銀行に復職、2009年6月よりCPM部長、2012年6月より執行役員リスク統括部長、2016年5月より三菱UFJフィナンシャル・グループ執行役常務グループCAO兼監査部長、2019年4月より現職務、2002~2005年の各前期、東京工業大学非常勤講師委嘱。1962年6月生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

CDDC、ロシア国債CDS入札巡り議論継続 会合日時は未定

株式 3 時間前 (2022年06月11日 07:00)

CDDC、ロシア国債CDS入札巡り議論継続 会合日時は未定

© Reuters. 6月10日、世界の主要金融機関で作るEMEA(欧州・中東・アフリカ)クレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は、ロシア国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 世界の主要金融機関で作るEMEA(欧州・中東・アフリカ)クレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は10日、ロシア国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)入札開催方法を巡る議論を継続するため会合を開き、「適当な時期に再度会合を開催することで合意」したと発表した。日時は特定しなかった。

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日経平均株価27,824.29-422.24-1.49%
日経225先物 (F)27,350.0-950.0-3.36%
韓国総合株価指数2,595.87-29.57-1.13%
NYダウ31,392.79-880.00-2.73%
独DAX13,761.83-436.97-3.08%
S&P/ASX 2006,932.00-87.70-1.25%
米ドル指数104.235+1.017+0.99%
1,875.20+22.40+1.21%
原油 スワップ(CDS) WTI120.47-1.04-0.86%
21.910+0.093+0.43%
米国綿花2番145.59-0.92-0.63%
排出権82.80+1.79+2.21%
米国シカゴコーン773.10+1.10+0.14%
米国コーヒー228.13-6.52-2.78%
ドル/円134.40+0.07+0.06%
ドル/ウォン1,279.24+14.85+1.17%
ユーロ/ドル1.0517-0.0097-0.91%
ユーロ/円141.37-1.22-0.85%
トルコリラ/円7.8545+0.0450+0.58%
豪ドル/円94.76-0.56-0.59%
ポンド/円165.54-2.23-1.33%
大塚ホールディングス4,436.0-29.0-0.65%
ソフトバンクグループ5,545.0-114.0-2.01%
トヨタ自動車2,203.5-35.5-1.59%
三菱UFJフィナンシャル・グループ745.0-2.9-0.39%
ブイ・テクノロジー2,945.0-75.0-2.48%
東芝5,669.0-45.0-0.79%
みずほフィナンシャルグループ1,506.0-22.0-1.44%

【市場反応】米5月CPI、予想外に拡大、40年ぶり最大の伸び、ドル急伸

米CPI5月、前年比8.6%上昇 ガソリン高で40年半ぶり高い伸び

NY外為:ドル続伸、米5月CPI受け9月FOMCでの0.5%利上げ観測も強まる、6月、7月に続き

米国株式市場=大幅続落、インフレ高進で積極利上げ観測高まる

本日の株式市場:ダウはグロース株の低調で下落、消費者物価指数に注目

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