ただし過去のパターンが繰り返される保証はありません。
このチャートでは、遅行スパン(水色の線)がローソク足を上抜いているため、買いシグナルを確認できますね。
ところが価格は上昇せず、緩やかに下降しています。
テクニカル分析紹介⑦ -一目均衡表- 難解だが効果的 簡単な使い方
テクニカル分析の紹介
この分析手法は日本生まれです。海外のファンドマネージャーにも支持されている世界に誇るmade in japan分析手法です。
一目均衡表の超簡単な使用方法
・ニュージーランドドル/円 日足
一目均衡表の簡単な特徴
・雲の上端、下端で反発しやすい
・雲を抜けるとトレンド発生しやすい
・雲が厚いときは抜けにくい
但し、価格に勢いがあるときは抜く
他のテクニカル分析との複合
・ニュージーランドドル/円 日足
一目均衡表を構成する5本の線
・ニュージーランドドル/円 日足
一目均衡表の3つのシグナル
これら3つが揃うと”3役好転”と言って強い買いシグナルとなります。
また、この真逆が売りシグナルです。
3つ揃うと”3役逆転”と言います。
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一目均衡表(一目雲)の見方・設定方法とFXトレード手法を解説
トレンド系指標
ビットコインのチャートでも様々なテクニカルツールが機能しますが、今回は日本生まれの世界的有名なインジケーター「 一目均衡表(一目雲 ichimoku)」 をご紹介します。
一目均衡表(一目雲:ichimoku)とは
開発者が日本人の国産インジケーター
一目均衡表(一目雲)は、日本の都新聞の商況部長として活躍した株式評論家、細田悟一(ペンネーム:一目山人-いちもくさんじん)によって1936年(昭和11年)に発表された奥が深いテクニカル指標です。
海外ではIchimokuもしくはIchimoku cloudと呼ばれ今や世界中で使われています。
一目均衡表は5つのラインで構成されている
一目均衡表は、ローソク足と 「基準線」「転換線」「遅行線(遅行スパン)」「先行スパン1・2(雲)」 という5つのラインから形成されています。
一目均衡表5つのラインの見方
基準線 | 過去26日(26本)間の最高値と最安値の平均値を表す線 |
---|---|
転換線 | 基準線の期間を短くした過去9日の最高値と最安値の平均値を表す線 |
遅行線 | 現在チャートの終値を過去26日(26本)分ずらして表示した線 |
先行スパン1 | 基準線と転換線の平均を26本分先行表示した線 |
先行スパン2 | 過去52本分の最高値と最安値の平均を26本分先行表示した線 |
雲 | 先行スパン1と2に囲まれた部分 |
①基準線(Base line)一目均衡表のシンプルな見方、使い方
基準線は、過去26日(26本)間の最高値と最安値の平均値を表す線です。
高値or安値が更新されない限り値が変わらないので 基準線は階段状のカクカクしたライン になります。
- 転換線が基準線を上抜け→買いサイン
- 転換線が基準線を下抜け→売りサイン
- 基準線が上向きでローソク足が基準線より上にあれば強気相場、
- チャートが基準線を下抜け、基準線も下向きであれば弱気相場
②転換線(Conversion line)
転換線の見方も基準線と同様、
転換線が上向きでローソク足が転換線より上にあれば強気相場、
チャートが転換線を下抜け、転換線も下向きであれば弱気相場となりますが、基準線より先行して動くのでトレンド転換をより早く知ることが出来ます。
③遅行スパン、遅行線(Lagging span)
- 遅行スパンがローソク足を上抜け→買いサイン
- 遅行スパンがローソク足を下抜け→売りサイン
④⑤雲を構成する先行スパン1・2(Lead)
この先行スパン1と2で囲まれた間のゾーンを「雲(Cloud)」と呼び、過去に価格がもみ合ったゾーンを表しています。雲はレジスタンスもしくはサポートとして機能します。
- 雲が厚い→トレンドが維持されやすい
- 雲が薄い→トレンドが反転しやすい
一目均衡表(一目雲)の売買シグナルまとめ
基準線と転換線の売買サイン
- 転換線が基準線を上抜け→買いサイン
- 転換線が基準線を下抜け→売りサイン
遅行スパンの売買サイン
- 遅行スパンがローソク足を上抜け→買いサイン 一目均衡表のシンプルな見方、使い方
- 遅行スパンがローソク足を下抜け→売りサイン
先行スパン(雲)の売買サイン
- ローソク足が雲を上に抜ける→買いサイン
- ローソク足が雲の下へ抜ける→売りサイン
雲だけを使ったトレード戦略
パターンA
- 雲が薄くなってるポイントをローソク足が下から上に突き抜ける→買いサイン
- 雲が薄くなってるポイントをローソク足が上から下に突き抜ける→売りサイン
パターンB
- 雲の中で停滞していたローソク足が上抜ける→買いサイン
- 雲の中で停滞していたローソク足が下抜ける→売りサイン
パターンC
- 雲をサポートとして反発する→買いサイン
- 雲をレジスタンスとして反発する→売りサイン
一目均衡表の応用戦術:三役好転と三役逆転・雲のねじれ
ローソク足と雲の関係で判断する「三役好転」「三役逆転」という一目均衡表ならではのチャート分析法があります。
- 転換線と基準線のクロス
- 遅行スパンとローソク足のクロス
- ローソク足が雲を抜ける
三役好転は、相場の強い上昇を示唆しており以下3つ(2つ)の条件が揃った時をいいます。
- 転換線が基準線を上抜ける(ゴールデンクロス)
- 遅行スパンがローソク足を上抜ける
- ローソク足が雲から上抜ける
三役逆転は、相場の強い下落を示唆しており以下3つ(2つ)の条件が揃った時をいいます。三役好転の真逆と覚えればいいです。
- 転換線が基準線を下抜ける(デッドクロス)
- 遅行スパンがローソク足を下抜ける
- ローソク足が雲から下抜ける
雲のねじれ:先行スパンのクロス
雲を形成している先行スパン1と先行スパン2がクロスする場面を雲のねじれと言います。
それまでの相場の流れが転換・または加速する重要なポイントです。
先行スパンの動きを見ると、 何本先でクロスが起きる(トレンド転換がおきやすい)ということが予測できる 点が大きなメリットです。
一目均衡表インジケーターの表示・設定方法(Tradingview)
一目均衡表(Ichimoku)の表示
TradingView の画面に表示されているチャートのグラフマーク「インジケーター&ストラテジー」をクリックし、検索窓に「ichimoku」と入力すると「ichimoku Cloud(一目均衡表)」が出てきます。一目雲(一目均衡表)が追加されました。
一目均衡表の設定方法
設定はインジ名横の歯車アイコンから変更することができます。基本的には 初期設定のまま使用 すればいいと思います。好みの色があれば変更してもいいかも。
一目雲(一目均衡表)を消したい時は削除の項目で選択できます。
一目均衡表を使ったトレード具体例
週足や日足など長めの時間足での一目均衡表の三役好転(逆転)と雲のクロスは、有力なトレンド発生のシグナルとなります。
長期足でシグナルを発見したら好転で買い、逆転で売りと考えるのですが、
実際のエントリーでは、三役が揃う前にエントリーしていて、結果三役が揃っているという感じのトレードになることが多いです。
雲からの上抜け、は最後になることが多いです。
1時間足で、まず遅行スパンがローソク足を上抜けて「一役」達成。
その数本後に転換線が基準線を上抜けして「二役」。
最後にローソク足が雲を上抜けて「三役」。
【FX手法】一目均衡表の雲と遅行スパンだけで勝てる鉄板手法を伝授!
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「一目均衡表」って使えない?
一目均衡表ってなんだか難しそうって思っていませんか?知ってるけど使い方(見方)がよくわからないくて敬遠しがちですよね、一目均衡表。
今回は、一目均衡表を使ったシンプルトレードを紹介します。シンプルだけど驚くほど精度が高いんです。たぶん、びっくりしますよ。では早速いってみましょう!
一目均衡表についての基本説明は割愛しますね。詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
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【FX】一目均衡表シンプルトレード|使うのは”雲”と”遅行スパン”一目均衡表のシンプルな見方、使い方 のみ
まずは、一目均衡表をカスタマイズします。表示するのは「雲」と「遅行スパン」だけ。
基準線と転換線は邪魔なので消しましょう。こんな(↓)感じのチャートになります。パラメーターはデフォルト(初期設定のまま)です。
どうですか?すごくシンプルでしょ?すっきりしていて気持ちがいいですよね。上のチャートはUSD/JPY(ドル円)の30分足です。
ローソク足と遅行線が”雲”一目均衡表のシンプルな見方、使い方 を抜けたら「即」ENTRY
では実際のトレード方法です。こちらもすごくシンプル&明確です。ENTRY判断は2段階でおこないます。まずは「買い」ENTRY。
「一目均衡表シンプルトレード」最強売買シグナル
「一目均衡表」の買いパターン
まず最初にローソク足が雲を上抜けます(①)。その次に遅行スパンが雲を上抜けます(②)。そのタイミングで買いENTRYです。きれいにトレンドを捉えていることが見て取れますね。
「一目均衡表」の売りパターン
上のチャート図は、直近のUSDJPYのビッグトレンドを捉えています。ローソク足が雲を下抜け、その直後に遅行スパンも雲を下抜けています。そのタイミングで売りで仕掛けます。
次の売りポイントは仕掛け後にグダグダしていますが、利幅はそこそこ取れています。2回目の売りポイントは、すでに遅行線が雲を下抜け済みですね。ローソク足が一度雲に入ってから再び下抜けしたタイミングで売りで仕掛けます。しっかりとトレンド中の「戻り」を捉えていることがわかります。ここで積み増ししてもOKです。
「一目均衡表シンプルトレード」TPとSLについての考え方
一目均衡表シンプルトレードにおける利食い(TP)ポイントは、柔軟性があります。各トレーダーによって色々とアイデアを試してみてください。TPの参考例としていくつか挙げておきますね。
- 遅行線とローソク足の交差で手仕舞い
- ローソク足が雲に飲み込まれたら手仕舞い
- 遅行線が雲に飲み込まれたら手仕舞い
一方のSL(損切り)は直近高値・安値がベターです。買いENTRYならば直近安値にストップを置きます。一方、売りENTRYならば直近高値にストップを置きます。
「雲」の上限・下限をSLとする考え方もありますが、意外とすぐに引っかかってしまうのでオススメしません。トレンドを狙うので、SLは直近高値安値が王道です。
「ダマシ」をいかにして回避するか?
ここで紹介した手法はトレンドフォローです。ですので「ダマシ」はつきものです。避けられません。極力ダマシを回避するためには、なんらかのフィルターが必要です。いくつかフィルターに関するアイデアをご紹介しますね。
1つ目は、長期足でトレンドを確認してから仕掛けるというもの。いわゆるMTF(マルチタイムフレーム分析)ですね。30分足等で仕掛けるならば、4時間足や日足で「遅行線」「ローソク足」の雲抜けを確認した上で、30分足が同じ方向の「遅行線」「ローソク足」の雲抜けを確認でENTRYすることで、ある程度のダマシは避けられます。
2つ目は、直近高値安値からラインを引いておいて、雲抜け+ラインブレイクで仕掛ける方法です。こちらもノイズを排除しやすいです。
3つ目は、雲の大きさ(厚み)に注目して、「厚い雲」を抜けたときだけENTRYする、一方「薄い雲」抜けは見送るなどもアリでしょう。
4つ目は、トレンド系の指標(ADXなど)をフィルターに使ってみるのも良いかもしれません。雲抜けした際に、ADXの数値を確認し「25以上」であれば強いトレンドであると判断し、ENTRY。
一目均衡表をもっと気軽に使ってみよう!
今回紹介した手法は、「雲」と「遅行スパン」だけを表示させてトレードするというシンプルなロジック。特段目新しい手法ではなく、一目均衡表の数あるテクニックの中の一つにすぎません。
難解でとっつきにくい一目均衡表ですが、「こう使わなきゃいけない!」っていう決まりはありません。自由に気軽に使ってみて、デモトレードを繰り返しながら自分なりのストラテジーを構築することが大切です。
プロも絶賛!株初心者のためのチャート『一目均衡表』の使い方
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一目均衡表の見方は複雑?細かな専門用語から活用法までを詳しく解説
遅行スパンは、その日の終値を26日前に示します。
リアルタイムで描かれているローソク足を含めて、26本前に終値を表示するのです。
上記の日足チャート(ドル円)をご覧ください。
水色の線の遅行スパンは、現在価格の終値を示します。
【未来に先立って表示する】先行スパン1
【長期的な分析が可能】先行スパン2
先行スパン1同様に、未来の時間軸に表示される線です。
転換線の9日、そして基準線の26日より長めの期間で分析できるので、長期的な相場を観察できるでしょう。
チャートでは先行スパン1がピンクの線、先行スパン2がピンクの破線で示されており、現在の価格に先立って表示されます。
1-2. (国産テクニカル分析法)一目均衡表の特徴3選
一目均衡表は5つの線を用いたトレンド分析方法だと解説しました。
次に一目均衡表の特徴についてです。
特徴は下記の3点。
特徴① 日本人が作ったテクニカル分析法
特徴②“一目”で“均衡”の崩れが分かる!
特徴③ 推奨設定値がデフォルトで決まっている
特徴①日本人が作ったテクニカル分析法
特徴②“一目”で“均衡”の崩れが分かる!
一目均衡表では、 「価格の均衡点を中間値とし、均衡の崩れた方向に相場は値動きする」という考え方 をします。
特徴③推奨設定値がデフォルトで決まっている
転換線:9日
基準線:26日
先行スパン2:52日
転換線:7日
基準線:22日
先行スパン:44日
2. 一目均衡表の見方を知ればトレンド・エントリーポイントが分かる
2-1. 一目均衡表を使ったトレンドの見方3点
- 基準線の方向は上下どちらか
- 雲よりもローソク足は上か下か
- 遅行スパンとローソク足の位置関係を確認
見方①基準線の方向は上下どちらか
基準線の向きを見れば、トレンドを把握できます。
基準線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドと判断できるのです。
チャートでは黄色の破線が基準線を示します。
黄色の丸で囲っている範囲では、基準線は右肩上がりしているのが分かりますね。
見方②雲よりもローソク足は上か下か
一目均衡表でいう雲とは、先行スパン1と2の範囲のこと。
チャート上ではピンクの線が先行スパン1、ピンクの破線が先行スパン2です。
ローソク足は雲より上で推移しているので、上昇トレンドだと分かります。
尚、一目均衡表の雲を実際に活用するとなると相場環境に応じた柔軟な見方が必要。
「一目均衡表の「雲」って理解が難しい…詳しい見所と売買への活用方法とは?」では、詳しい「雲」の見方や実践的な使用方法について解説していますよ。
見方③遅行スパンとローソク足の位置関係を確認
遅行スパンがローソク足を上回れば「上昇トレンド」、反対に遅行スパンがローソク足を下回れば「下降トレンド」となります。
水色の線が遅行スパンです。
チャートを見ると、遅行スパンはローソク足より下で推移していますね。
2-2. 一目均衡表を使った売買シグナルの見方について
見方①転換線と基準線の動きを見る 一目均衡表のシンプルな見方、使い方
見方②遅行スパンとローソク足を見る
見方③ローソク足と雲を見る
見方①転換線と基準線の動きを見る
転換線が基準線を上抜いた時は買いシグナル、下抜いた時は売りシグナルになります。
チャートでは転換線(黄色い線)が基準線(黄色の破線)を下から上へ抜いています。
これは買いシグナルとなり、実際に値上がりしているのを確認できますね。
つまり、 「転換線は短期移動平均線」、「基準線は中期移動平均線」の役割を果たす のです。
見方②遅行スパンとローソク足を見る
遅行スパンがローソク足より上へ推移したら上昇トレンド、下へ推移したら下降トレンドとなります。
遅行スパン(水色の線)はローソク足を下から上へ抜き、ローソク足の上部で推移しました。
この遅行スパンの動きは買いシグナルです。
見方③ローソク足と雲を見る
ローソク足が雲を上抜ければ上昇トレンド、下抜ければ下降トレンドのシグナルです。
先行スパン1(ピンクの線)と先行スパン2(ピンクの破線)の範囲である雲を、ローソク足が下抜けているのを確認できますね。
2-3. 三役好転・三役逆転とは?より強いトレンドを活用して値幅を狙う
- 転換線が基準線を上抜ける
- 遅行スパンがローソク足を上抜ける
- ローソク足が雲を上抜ける
実際のチャートを見て確認しましょう。
こちらは三役逆転(下落トレンド発生)を確認できます。
- 転換線(黄色い線)が基準線(黄色い破線)を下抜ける
- 遅行スパン(水色の線)がローソク足を下抜ける
- ローソク足が雲を下抜ける
3. 【よくあるミス】一目均衡表を利用する際の注意点・解決策
- 三役好転・三役逆転でエントリーが遅くなることも
- 売買シグナルにはダマシがある
- 雲のねじれに警戒しよう
3-1. 注意点①三役好転・三役逆転でエントリーが遅くなることも
3-2. 注意点②売買シグナルにはダマシがある
テクニカル分析では、過去チャートの動きから導き出した規則性をもとにして、未来の値動きを予測します。
ただし過去のパターンが繰り返される保証はありません。
このチャートでは、遅行スパン(水色の線)がローソク足を上抜いているため、買いシグナルを確認できますね。
ところが価格は上昇せず、緩やかに下降しています。
こうしたダマシを防ぐためには、別のテクニカル分析方法を用いると良いでしょう。
テクニカル分析は1つだけではなく、組み合わせて使用すると効果的 です。
一目均衡表のようなトレンド系の指標であれば、MACDやストキャスティクスのようなオシレーター系の指標(相場の過熱感を把握できる)を組み合わせるのをおすすめします。
MACDやストキャスティクスについては、「ストキャスティクスとMACDは組み合わせるべき?トレード手法と注意点について」を参考にしてください。
3-3. 注意点③雲のねじれに警戒しよう
雲のねじれとは、先行スパン1と先行スパン2が交差する現象を指します。
先行スパン1はピンクの線、先行スパン2はピンクの破線です。
チャートの一目均衡表をご覧ください。
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